エンジェルウォーズ・あらすじ
母親を亡くし、義父と共に残された姉妹。しかし、自分に遺産が入らない事を知った義父は、遺産相続人の姉妹を襲う。不慮な事故により妹を亡くした姉は精神病棟に閉じ込められロボトミー手術を5日後に受ける事に…。
姉はベイビードールと名乗り、暗い現実から逃避するために鮮烈な想像の世界を作り出す―。 だが自身の意思とは裏腹にその世界に閉じ込められてしまうが、生きて帰るという意思を捨てることなく、自由を求めて戦うことを決心する。ベイビードールを筆頭に、辛口な性格のロケット、スマートなブロンディー、恐ろしいほどに気高いアンバー、素っ気ないスイートピーが集結。 5人の少女たちは想像の世界の中、ワイズマンの手助けを受け、戦いを繰り広げる。彼女たちは成功すれば自由を手に入れることができる…が、そのためにはある犠牲を強いられる運命にあった――。
スタッフ・制作
- 監督/原案
- ザック・スナイダー
- 脚本
- ザック・スナイダー
スティーヴ・シブヤ- 撮影
- ラリー・フォン
- 上映時間
- 110分
- 制作
- 2011年
- 制作国
- アメリカ
主演俳優
- エミリー・ブラウニング
- アビー・コーニッシュ
- ジェナ・マローン
- カーラ・グギーノ
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【鑑賞前】
元題「Sucer Punch=不意打ち(和訳)」というタイトルだと言うことを念頭に入れて視聴していただきたい。 この作品の見どころは何といってもアクションシーン。ビョークの音楽に合わせ、アーティスティックで幻想的な世界感。そこに迫力あるアクションシーンの演出は、何度も見たくなる中毒性も!!
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【鑑賞後】
VFX技術が素晴らしく、まるでゲームのような舞台背景やアクション。ガトリング砲を持つ日本の武士や炎を吐くドラゴン、近代的なロボットなど数多くの時代や設定に、アクションシーンがそれぞれとても丁寧に、そして無骨に描かれている。 しかし反面、ベイビードールは金髪ツインテールにセクシーなセーラー服姿で、日本刀と銃を手に激しいアクションで戦うというミスマッチや、武器には可愛いストラップが付いていたり、アンバーが操縦するロボットにはウサギのイラストが描いてあるなど、細かな部分に女の子らしい一面を楽しめるのも憎い。
さて、1900年代半ば、精神疾患の施術にロボトミー手術というものがありました。術後の患者は感情がなくなり、場合によっては植物人間に…。 夢物語ではなく現実にあった過去が舞台の為、映像は終始暗く、笑顔の無いヒロイン…など徹底したダークな雰囲気。華やかさがないため万人には受けない作品だがそれで良いんです。そう、この作品は…。