鑑定士と顔のない依頼人:あらすじ
天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流オークショニア、ヴァージル・オールドマン。物語の始まりは、ある鑑定依頼。資産家の両親が亡くなり「屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしい」という女性からのありふれた依頼―。 ところが依頼人は口実を重ね、決して姿を現さない。ヴァージルは不審を抱きながらも、屋敷の地下である美術品の“一部”を見つける。ヴァージルは密かに持ち帰った“一部”を調べると共に、依頼人の身辺を探るが屋敷を訪れるたびに新たな謎と立ち向かうことになる。果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?
スタッフ・制作
- 監督/脚本
- ジュゼッペ・トルナトーレ
- 製作
- イザベラ・コクッツァ
アルトゥーロ・パーリャ- 撮影
- ファビオ・ザマリオン
- 上映時間
- 131分
- 制作
- 2013年
- 制作国
- イタリア
主演俳優
- ジェフリー・ラッシュ
- ジム・スタージェス
- シルビア・フークス
- ドナルド・サザーランド
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【鑑賞前】
アクションや、アドベンチャー要素などは一切なし!! 伏線を回収してゆくまるで小説を見るようなサスペンス映画。前え知識無しでじっくり見てほしい逸作! 場面、場面の描写が美しく、まるで絵画を見ているような…そして音楽の素晴らしさを味わっていただきたい。
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【鑑賞後】
1回目ですか?2回見ちゃいましたか?すべてを持ち去ったのは誰なのか?そしてクレア、ビリー、ロバートのその後描写が無いのが実に良い!昨今のひねりすぎて「はっ?」って作品や、宣伝が派手すぎて視聴途中で顛末が分っちゃった…なんてつまらなさは無かったのでは!?
豪邸に住んではいるが、対人恐怖症で独身。友人や恋人、ましてや信頼できる相手もいない…同じような境遇の美しい女性に出会い、初めて「愛」を知る。たとえそれが偽りだったとしても……。
ストーリーそして落ちが分ってこそ、見直すと登場人物の一人ひとりの言動や伏線により深みが出る映画だ。