ディアボロス/悪魔の扉・あらすじ
フロリダ州の若手弁護士ケヴィン・ロマックスは法廷での無敗記録を伸ばし続けていた。妻のメアリー・アンらと祝杯をあげていたケヴィンは、NYのミルトン法律事務所から破格の条件でスカウトされる。 事務所の社長ジョン・ミルトンに見込まれたケヴィンは役員待遇で迎え入れられた。若い夫婦の未来は明るいかに見えたが、巨悪にまみれた仕事や、虚飾に満ちた世界だった。ミルトンの下で意気揚々と仕事をこなすケヴィン、その陰で妻アンは孤独感を募らせ精神を病んでしまう。 そして、法律事務所の隠された素顔も徐々に明らかにされてゆく…。
スタッフ・制作
- 監督
- テイラー・ハックフォード
- 原作
- アンドリュー・ネイダーマン
- 撮影
- アンジェイ・バートコウィアク
- 上映時間
- 144分
- 制作
- 1997年
- 制作国
- アメリカ
主演俳優
- キアヌ・リーブス
- アル・パチーノ
- シャーリーズ・セロン
- コニー・ニールセン
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【鑑賞前】
アンドリュー・ニーダーマンの小説『悪魔の弁護人(ソニー・マガジンズ刊)』を映画化。オカルト・スリラー映画としては有名な作品で、完全な大人向け映画です。 悪魔と幻想…虚栄心とストレス。むかし、若い頃に視聴してわからなかった、つまらなかった。そう感じたあなた!大人になり、多くの事を経験した今こそ、見ていただきたい作品です。
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【鑑賞後】
フロリダで中の上クラス生活から、他人が羨む上流クラスへ生活が変貌し、NYで華やかな生活が始まったはずの夫婦。妻のメアリー・アンは贅沢な暮らしの中に時折見える悪魔的存在…夫には信じてもらえず、周りに友達もいない。彼女のストレスによる被害妄想なのか?、本当に悪魔がいるのか? ケヴィンは最後まで妻を信じることができなかった…。そして、最後にミルトンの語る人間の弱く愚かで儚い虚栄…この映画の本質は「悪魔とは何か?!」ではなかろうか―。