ジュマンジ・あらすじ
1869年、2人の少年が深夜の森で木箱を地中深くに埋める……。1969年、製靴工場を営む“名家パリッシュ家”の12歳になる一人息子アラン・パリッシュは気が弱く、友達にはいじめられ、厳格な父サムにいつも叱られていた。 ある日ふとしたことから土の中に埋もれていた木箱を見つける。箱には『JUMANJI』という文字が刻まれ、中にはすごろくのゲームが収められていた。ところが、この『JUMANJI』はゲーム盤での出来事が現実にも起きてしまう、この世で最も危険なゲーム。 そうとは知らず、帰宅したアランはガールフレンドのサラと早速ゲームを始めてしまう。そしてアランはサラの目前でゲーム盤の中、ジャングル世界へと吸い込まれて消えてしまった…。
――それから26年後、誰もいなくなった屋敷に伯母に連れられた、2人の幼い姉妹が住むことになった。彼らは屋根裏部屋で『JUMANJI』を発見し、さっそくゲームを始めてしまう…。
スタッフ・制作
- 監督
- ジョー・ジョンストン
- 原作
- クリス・バン・オールズバーグ
- 撮影
- トーマス・アッカーマン
- 上映時間
- 104分
- 制作
- 1995年
- 制作国
- アメリカ
主演俳優
- ロビン・ウィリアムズ
- ジョナサン・ハイド
- キルステン・ダンスト
- ブラッドリー・ピアース
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【鑑賞前】
サイコロを駒を進める単純なすごろくゲーム。だが、ゴールするまで決して終わることができない、過酷なゲーム『JUMANJI』…。一人ではゴールは難しくても、誰かと一緒ならゴールまで頑張れる! このサイコロを振ると、次は何が起こるのか? ファミリー向け映画のカテゴリですが、大人も子供も楽しめる作品。ゲームは楽しむ物なので安心して、ご安全にお楽しみください。
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【鑑賞後】
ドンドコドンドコ……ドンドコドンドコ……子供の頃、初めてこの映画を見たとき、この太鼓の音が耳に残って怖かったですね…。故ロビン・ウィリアムズの中でも人気の一作ですが、次に何が起こるのかドキドキの展開に、大人も子供も楽しめたのではないでしょうか?
26年もの長い時間ジャングルで孤独な生活をしていたアランは、少年のままの心…。ゲームを続けていく中で他人を思いやり、大人になってゆくアラン。そして子供の心を忘れ、過去を忘れ去りたかったサラは失った自信を徐々に取り戻していく…。 また、ジャングルからアランを付け狙っているヴァン・ペルトは父親サム・パリッシュと同一のジョナサン・ナントが演じている。これはアランが父から逃げず、立ち向かわなければならない事を物語っていたのだろう。総じて、人として成長してゆく姿を演出している脚本は実に素晴らしい。
ハートフルで、ドラマチックなストーリーをこんなに手軽に楽しませてくれる、こんな映画を後世にも伝えていきたい。後に「ザ・スーラ(2005年)」や「ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年)」、そして「ジュマンジ:ネクスト・レベル(2019年)」へと続いてゆく…。